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経結膜脱脂術と脂肪注入の「ダウンタイム」(腫れ、内出血)の目安

2022.08.27

手術に関して多くの方が気にされることが、「ダウンタイム」です。

「ダウンタイム」とは、手術や施術のあとに通常の生活に戻れるまでの期間とされています。

ただ「ダウンタイム」が実際に用いられる場合は、腫れや内出血などがどの程度強くでるかといったことも含まれます。

 

ダウンタイムに関してよくいただく具体的な質問に下のようなものがあります。

 

・腫れや内出血はかなり目立ちますか

・人に気づかれますか(バレますか)

・マスクで隠せますか

 

今回は、ダウンタイムに関して、脱脂のみの場合と、脂肪注入を併用した場合の目安をお伝えしていきます。

 

 

経結膜脱脂術

 

・腫れ

必ず出ます。

腫れが出る場所は主にほほの上部(下まぶたの下)です。

程度はごくわずかな場合から、中程度までさまざまです。

強く腫れることはあまりありません。

手術直後は軽度の腫れがあり、2,3日後に腫れがピークになることがほとんどです。

1週間程度でかなり改善します。

ほほの上部が腫れますので、マスクで隠すことができます。

 

・内出血

ほとんど出ない場合と強く出る場合と極端です。

手術直後は基本的には内出血はありません。

(珍しいですが、伝達麻酔の針が小さな血管にあたってしまうと手術直後から内出血が目立つことがあります)

強く内出血が出ると目の下のホホが部分的に色づきます。

2,3日後に濃い青色(いわゆるアオタン)になり一番目立ちます。

その後、黄色に変化し、1~2週間で吸収されてなくなります。

マスクで隠せる場合も多いですし、コンシーラーを使用される方もいます。

 

・涙に血が混じる

結膜を切開したところから血がでてくることがあります。

出血する期間は、手術直後から10日後ぐらいまでです。

大量に出続けなければまったく問題ありません。

きれいなティッシュなどで優しくふき取ってください。

 

 

脂肪注入併用

 

・腫れ(目の下)

注入した脂肪自体でボリュームがでることもあり、脱脂のみよりも腫れはやや強くなります。

腫れる場所はやはりほほの上部です。

腫れの経過は脱脂のみの場合と同じで、2,3日後にピークになり、1週間でかなり改善します。

マスクで隠すことが可能です。

 

・内出血(目の下)

内出血が起きる頻度、程度は、脱脂のみの場合と大きくかわりません。

経過も同様です。

 

・腫れ/内出血(脂肪採取部:ふともも内側)

腫れ、内出血ともに強くでます。

小さく皮膚を切開して注射器で脂肪を吸引するので、直接の止血ができないためです。

そのかわりに圧迫帯を1週間程度着用していただきます。

もともと足がむくみやすい方などは、足の先まで腫れることもあります。

内出血は重力に従って徐々に下に移動していきます。

腫れ、内出血ともに消失までに2,3週間程度かかります。

 

 

まとめ

・ダウンタイムのピークは手術2,3日後です。

・脂肪注入を併用する場合、腫れはやや強くなります。

・腫れ、内出血の場所は、下まぶたではなくホホの上部に出ることがほとんどです。

・腫れ、内出血ともに手術後1週間でかなり改善します。

 

MIKIクリニック豊中駅前

院長 池田幹則