他院で目の下のふくらみに脱脂だけを受けたあとの、目の下の凹み、窪みに関しての相談を受けることが増えてきました。
こういった場合には、2パターンあります。
1つは、実際に凹んでいる場合。
眼窩脂肪の取りすぎで、目の下が窪んで暗くなっています。
これは手術手技上の問題ですが、実はこのパターンは意外に少なくて、むしろ次のパターンの方が多いです。
それは、目の下は凹んではいないが凹んでいるように見えるパターンです。
眼窩脂肪の過剰切除はなく、目の下はフラットなのですが、青クマや茶クマなどの色クマがあるために、視覚的に窪んで見えます。
平面にダーク系の色があるとそこが凹んで見えるんですね。
これは診察上の問題です。
しっかりと診察をして、そうなることを説明し納得の上で脱脂単独で手術を行うか、色クマが強い方で明るい目元を希望される場合は脂肪注入を併用するなど、一工夫する必要があります。
色クマが強い場合はフラットにするだけでは凹んで見えるので、注入で持ち上げて光が当たるようにするわけです。
やはりクマは千差万別なので、丁寧な診察と説明がたいへん重要だと思います。