目の下のくまとり、目の下のたるみ取りの手術後におきる失敗には、目の下がくぼんだ、シワが激増した、ふくらみが残った、ぼこついたなどがあります。
このようにくま取りの失敗には色々なパターンがありますが、そもそも失敗する原因は2つです。
それは「手術が下手」「手術方法の選択が悪い」です。
「手術が下手」
身も蓋もないですが、一番わかりやすい原因で、外科医選びでみなさんが一番気にされるところです。
手術が下手な理由は次のパターンがあります。
・手術経験が少ない
手術が上手くなるには、どうしても実際の手術経験が必要です。手術の教科書を読んだだけでは上手に手術をできるようにはなりません。
・知識が乏しい
手術を極めるには解剖など積極的な知識のアップデートが必要です。不勉強では外科医は務まりません。
・手先が不器用
凡人でも経験を積めば手術は上手くなるのですが、たまに絶望的に手先が不器用でいつまでたっても手術が下手な外科医がいて、信じられないような失敗をします。
・必要な手間と時間をかけない
技術と知識があり、手先も器用なのに、それを手術で発揮しない場合です。診察や手術を詰めこんでいるので急いでいる、丁寧に手術をするのが面倒くさいなど。ひどいクリニックでは手術途中で別の医師に交代したり、そもそも最初から別の医師が手術をすることもあります。
2つ目の原因は、
「手術方法の選択が悪い」
です。
目の下のクマの状態は人によって千差万別なので、正しく診断して、それに合った手術方法を選択する必要があります。さらに言うと、ダウンタイムなど患者さんの希望も踏まえつつ、最適な手術方法を選びます。
こちらの理由には次のようなパターンがあります。
・医師の診断能力が低い
手術と同じで診察にも知識はもちろん、経験が必要になります。診断し、手術を行い、その手術結果を確認にして、次の診断に生かす。これを繰り返すことで徐々に診断能力は高くなります。
・医師の診察時間が短い
診察をして、注意点を話して、希望も聞くにはどうしても時間が必要です。5分程度など、あまりに短い診察時間では最適な治療方法は見つけられません。そもそも医師がまともに診察をせず、カウンセラーが治療法の提案をしてくる場合は論外です。
・売上最重視
その方に合った手術ではなく、とにかく一番高い手術方法やオプションを推奨してくる場合です。切らなくてもいいのに皮膚を切る、そもそも手術でもほとんど改善しない茶クマだけの方に強く手術をすすめるなどです。
以上がクマとり治療で失敗する原因2つでした。
クマ取り手術は一度してしまうと元に戻すことはできませんので、執刀医選びは慎重に行ってください。
具体的には複数の医師で診察を受け、じっくりと検討されることをおすすめします。