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経結膜脱脂術だけで治療した50代の目の下のふくらみ

2024.07.17

経結膜脱脂術は手術時間が短く、ダウンタイムも軽度のことが多く、この点は脂肪注入の併用や裏ハムラ法、さらには皮膚を切除する表ハムラ法にはない利点です。

 

ただし、ボリュームを減らすだけの手術なので、手術適応の判断は注意が必要です。

 

一般的には40~45歳以下が経結膜脱脂術に向いていると言われますが、私は年齢だけで適応を判断していません。

 

経結膜脱脂術が向いている方の条件は、目の下のホホが高く(奥目気味)、ふくらみが小さく、ふくらんでいる期間が短いことです。

逆に言うとこの条件を満たす場合、脂肪注入もヒアルロン酸注入も裏ハムラも表ハムラも必要なく、経結膜脱脂術がベストの手術方法になります。

 

そうはいってもこの条件を満たす方は少数で、多くの方は仕上がりだけを考えれば他の手術方法がいいけれど、本人のご希望を聞いて、デメリットも了承のうえで経結膜脱脂術を行うことが多いです。

 

こちらの50代の方もそうで、目元の状態からは表ハムラ法や経結膜脱脂術に脂肪注入を併用する方法が向いていましたが、シワの増加やある程度の暗さをご了承で経結膜脱脂術を行いました。

経結膜脱脂術だけで満足いただける結果になりました。

ちなみに元々の肝斑はあります。

 

今回脱脂だけで比較的良好な結果になったのは、ふくらんでいた期間が短いこと、ふくらみが小さいことがあります。

 

ちなみにダウンタイムは以下の通りです。

このようにダウンタイムが軽度のことが多いのは経結膜脱脂術のメリットになります。