前回のつづきです。
裏ハムラ法の良い適応(手術が向いている)に、目の下のハの字の凹みがあります。
この凹みは靱帯が皮膚を引き込んでできるものです。
裏ハムラではこの靱帯を切離して、その下に眼窩脂肪を引き込みますので、このタイプの凹みに対して力を発揮します。
術後3か月で眼窩脂肪によるふくらみが解消すると同時に、靱帯によるハの字の凹みも改善しています。
これを同時に達成できることが裏ハムラ法のメリットであり、脱脂と裏ハムラ法の違いです。
脱脂だけではふくらみは解消しますが、凹みはそのまま残ります。
裏ハムラ法は脱脂に比べてメリットがありますが、靱帯や筋肉を剥離する必要があり適応を見極めることが重要です。