青クマ

青クマ

青クマとは

青クマとは

目の下の皮膚は非常に薄いので、その下にある静脈が透けてみえることでできる青色のクマです。

寝不足や疲労によって血流がうっ滞し悪化します。

比較的太い静脈が目の下の目立つ場所に一本あるだけで、クマのように見えてしまうこともあります。

また眼輪筋という筋肉が透けてみえて、赤っぽくなり、赤クマと呼ばれることもあります。この場合、眼輪筋の下にある眼窩脂肪がふくらむことで眼輪筋が圧迫されてより浅いところに押し出され、赤く透けて見えます。筋肉は構成するミオグロビンによって赤色に見えるためです。

眼窩脂肪のふくらみが原因ですので、赤クマは黒クマと一緒に存在することがほとんどです。両者が混在して赤黒くみえることも多くあります。

青クマの見分け方

青クマは皮膚を引っ張ることで軽減、消失します。

赤クマはふくらみの場所に一致した独特の赤みが特徴です。赤ら顔などではふくらみ以外の場所にも赤みがありますので区別できます。

青クマの治療法

一つは血行を促進すること、血流のよどみを解消することです。

入浴や運動、目の下を温める、十分な睡眠をとる、過剰な塩分摂取を控えることなどが有効です。

もう一つは皮膚を厚くし、透けて見えないようにする方法です。

レーザーや注射により皮膚、皮下組織を増生させ厚みを増加させ、血管が透過しないようにします。一般的に複数回の治療が必要になります。

太い静脈が原因の場合はいずれの方法でも改善が困難です。