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痛みへの配慮
手術の痛みを軽減する当院の工夫
当院では痛みが不安な方も安心して手術を受けていただけるように、手術時の痛みを最小化するための様々な工夫を行っています。
経結膜脱脂術
経結膜脱脂術で痛みを感じるのは、下まぶたの結膜の切開と、脂肪へのアプローチ・切除の時です。
当院ではこれらの痛みを2つの麻酔を行うことで取り除いています。
点眼麻酔
下まぶたの結膜に麻酔薬を注射する前に、点眼麻酔を行うことで、注射の痛みを和らげます。
局所麻酔(手術部位)
下まぶたの結膜側の切開するところに直接麻酔薬を注射します。
さらに切除する脂肪にも適宜局所麻酔を行い痛みを軽減します。
脂肪は内側、中央、外側にありますので、個別に麻酔していきます。
また麻酔の針で血管を傷つけて出血しないよう、手術用拡大鏡(手術用ルーペ)で細い血管まで確認しながら局所麻酔を行います。
脂肪注入
脂肪注入併用時に痛みが問題になるのは、太ももからの脂肪採取のタイミングです。
当院では脂肪注入併用時には、経結膜脱脂術で行う2つの麻酔に追加して、下の除痛処置を行っています。
静脈麻酔
点滴から静脈内に麻酔薬を投与します。効果がある時間は短いですが強い鎮静作用があり眠ります。眠っている間に局所麻酔を行います。
静脈麻酔を長時間、大量に投与すると呼吸抑制がおきますので、使用時間、使用量には万全の注意をはらっています。
伝達麻酔
目の下のホホにある眼窩下神経にブロック麻酔を行います。
これにより目の下への脂肪注入時の痛みが大幅に緩和されます。
局所麻酔(脂肪採取部位)
脂肪を採取する太ももの皮下脂肪組織に局所麻酔薬を注射します。採取予定部全体に浸潤させるように注射していきます。
これは痛みをとる他に、脂肪を採取しやすくなる効果もあります。