経結膜脱脂術

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目の下の切らないクマ取り(経結膜脱脂術)

経結膜脱脂術とは

経結膜脱脂術とは

結膜を切開して(経結膜)、眼窩脂肪を切除(脱脂)する手術方法です。

皮膚に傷を残さず、ふくらみとそれに伴う影クマを改善させることが可能です。

皮膚を切らないため、次のメリットがあります。

・皮膚に傷が残らない
・ダウンタイムが短い
・合併症のリスクが低い

逆に皮膚を切らないことで、次のデメリットがあります。

・シワが増えることがある(皮膚の余剰を処理できない)

手術手順

眼瞼結膜(下まぶたの粘膜側)を5mmほど切開して、眼窩脂肪にアプローチし、適量を切除します。

眼窩脂肪は、内側、中央、外側に分かれて存在していますので、それぞれから必要な量を切除します。

 

当院での経結膜脱脂術の手術所要時間は約20分です。
手術準備を含めた在院時間は2時間ほどです。

 

標準的なダウンタイム

 

・痛み

軽度です。押せば痛い程度です。

 

・腫れ

手術直後は軽度で、1,2日後に最も腫れてきます。
それでも強く腫れることはまれです。
腫れ方によっては、当初はふくらみが残っているように見えることもあります。
1週間ほどで大きく改善してきます。

・内出血

目立ちやすい青色の内出血(いわゆるアオタン)が出ることは少数です。
当院の症例に限ると青色の内出血が出るのは10人中1人程度です。

・目のゴロゴロ感、眼脂(目ヤニ)

結膜の切開によるもので、比較的多くの方に出ます。
1、 2週間程度で自然に改善します。

経結膜脱脂術の当院のこだわり

クマ手術の専門クリニックとして、次のことにこだわって手術を行っています。

 

① 適切な量の脂肪切除

 

適度な量の眼窩脂肪を切除することが非常に重要です。

眼窩脂肪の切除量が多いと窪(くぼ)んで暗く見え、シワも増えます。
切除量が少ないとふくらみが残ります。

とくに過剰に脂肪を切除してしまうと元に戻せないので、当院ではまずやや控えめに脂肪を切除します。
つぎに手術ベッドを起こし、座った状態でふくらみの程度を確認します。そこで必要であればベッドを戻して追加で脂肪を切除します。
万一、ふくらみが残ってしまった場合には、1年間無料で再手術を行っています。

② 低侵襲(ていしんしゅう)

 

経結膜脱脂術は、脂肪の切除量の見極めを除けば、シンプルで手術難易度の高いものではありません(単に脂肪を切除するだけですので)。
そこで当院の付加価値として、止血の徹底をはじめとした、「低侵襲」な手術にこだわっています。
侵襲(しんしゅう)というのは手術によってかかる体への負担のことです。
乱雑に手術を行えば侵襲が大きくなり、手術後の腫れや内出血が強くなります。
また、粗暴な手術を受けた方は、組織の癒着がひどくなるため、もし再発した場合の再手術が非常にやりにくくなります。
当院では、必要最小限の結膜を切開し、最短経路で眼窩脂肪にアプローチし、丁寧に止血しながら脂肪を切除します。
これにより手術後の内出血や腫れを最大限に抑えます。
また組織の癒着も最小限になりますので、万一の再手術もスムーズに行うことができます。

 

また当院では切開した結膜は縫合していません。
この部位は涙による湿潤環境であり、傷が開く方向への力もあまり加わらないため、縫合しなくてもきれいに傷が治癒します。
内出血が出た場合に、傷から外に血が逃げてくれるというメリットもあります。
縫合では、眼球が近いために、糸が残るデメリットの方が大きいと考えています。
ただ、これに関しては医師の考え方ですので、どちらが絶対によいというものではありません。

 

手術の流れについて

 

痛みへの配慮について