診察のときに、クマ手術をすると涙袋はどうなりますかとよく質問されます。
たしかに涙袋は目元の印象を左右するパーツなので気になるところです。
クマ取り手術で涙袋がどうなるかというと、「本来の涙袋が出てくる」です。
本来の涙袋が大きい方はくっきりと、元々涙袋がない方はないままです。
涙袋がしっかりあるタイプの方で、目の下のふくらみによって涙袋のくびれ(境界)がわかりにくくなっていた場合には、クマ手術でくっきりと涙袋が見えてきます。
こちらは、経結膜脱脂術と脂肪注入を行った方です。
術前は涙袋のすぐ下に眼窩脂肪によるふくらみがあり、涙袋のくびれが消失していました。
術後3か月では眼窩脂肪によるふくらみがなくなり、本来の涙袋のラインがくっきりと見えてきています。
目の下のふくらみに埋もれていた涙袋が出てきたわけです。
以上は、経結膜脱脂術、裏ハムラ(経結膜眼窩脂肪移動術)に当てはまることです。
ちなみにクマ手術でも皮膚を切除する表ハムラ法では、一般的に涙袋は小さくなりますのでご注意ください。