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皮膚のハリが低下が強い人は、裏ハムラに脂肪注入を追加する

2025.04.04

裏ハムラ法は眼窩脂肪を切除せずに再配置する手術方法です。

そのため全体としてはボリュームを維持できるので、脱脂にくらべると皮膚余剰が出にくい手術方法です。

 

ただ部分的に見ると、眼窩脂肪を下にずらすことで目の下のふくらんでいたところは、ボリュームが減ることになります。そのため、皮膚のハリが落ちている方は、その部分の皮膚が余ってシワが出たり、たるみがでたりすることがあります。

 

そういった時は、裏ハムラ法に加えて脂肪注入を追加することでボリュームを追加して、シワを抑制します。

この時は目の下のふくらみ部分の浅い層に脂肪注入を行うことが重要ですので、私はナノファットだけを用いています。

 

 

↑この方がまさにそのパターンです。

眼窩脂肪による目の下のふくらみの程度は中程度、目の下の皮膚のハリはかなり低下しています。

脱脂だけは論外で、裏ハムラ法でも目の下のシワがかなり増えるタイプです。

 

そのため裏ハムラ+脂肪注入を行いました。

まず裏ハムラでティアトラフ(目の下のハの字の溝)を解除しました。

皮膚のハリがかなり低下していますので、それに加えて脂肪注入を行って、目の下のシワ・たるみの増加を抑制しています。

 

もちろん最初から表ハムラ法という選択肢もありますが、下眼瞼の外反など、リスクの高い手術方法ですので、皮膚を切らずにリスクを抑えた手術方法を検討されている方には、裏ハムラ法+脂肪注入はいい選択肢です。