クマ取り(目の下)のダウンタイムはどれくらい?症状・過ごし方・経過を解説

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クマ取りのダウンタイムについて

クマ取りのダウンタイムについて

 

 

クマ取りの手術後には、一時的に腫れや内出血などが生じることがあります。

 

腫れや内出血が収まるまでの期間を「ダウンタイム」といい、クマ取りの手術のダウンタイムは通常約1週間~2週間ほどとなっています。

 

ダウンタイムの期間は手術方法によって異なりますが、ダウンタイム中の過ごし方によってはダウンタイムが長くなってしまうこともあるため注意しましょう。

 

 

ダウンタイムを長引かせないためには、術後の症状や注意事項などをよく理解しておくことが大切になります。

ここではクマ取り手術によるダウンタイムの症状をはじめ、手術方法ごとのダウンタイム期間や経過について解説していきます。

 

クマ取りの手術方法

 

クマ取り手術には複数の方法があり、それぞれの手術法によって基本的なダウンタイムが変わってきます。

クマ取りで代表的な施術と言えば以下の4つの施術が挙げられます。

 

 

・経結膜脱脂術
・経結膜脱脂術+脂肪注入
・裏ハムラ法
・表ハムラ法

 

 

経結膜脱脂術は、眼瞼結膜(下まぶたの粘膜側)を5mmほど切開して眼窩脂肪を取り除く手術です。縫合を行わず自然治癒により傷をふさぐため、ダウンタイムが比較的短いのが特長です。

 

経結膜脱脂術でボリュームがなくなることで、シワが目立ってしまうケースもあります。その場合には、脂肪注入をプラスすることでシワの増加を抑制し、目立ちにくくすることができます。

 

裏ハムラ法も眼瞼結膜(下まぶたの粘膜側)を切開してアプローチしますが、眼窩脂肪を取り除くのではなく、移動させて凹凸をフラットに整えます。

 

表ハムラ法は下まつ毛のすぐ下の皮膚を切開するため、縫合後の抜糸が必要です。たるんだ皮膚の除去ができるのがメリットですが、傷跡が残る、ダウンタイムが強いといったデメリットもあります。

クマ取りのダウンタイム中に
現れる症状

クマ取り手術のダウンタイム中には、痛みや腫れ、内出血、むくみなどの症状が現れることがあります。
その中でも主な症状は次の2つです。

 

 

・腫れ
・内出血

 

 

この2つが残っている間が、いわゆるダウンタイムになります。

 

ダウンタイムには個人差があり、症状の強さやダウンタイム期間は手術方法によって異なります。

ちなみに手術後の痛みはどの手術方法でも軽度で、押さえれば痛む程度です。

 

 

手術方法によるダウンタイムの程度を軽い順に並べると、以下のとおりです。

 

経結膜脱脂術 < 経結膜脱脂術+脂肪注入 ≒ 裏ハムラ法 < 表ハムラ法

 

 

 

それではダウンタイムの主な症状である腫れ、内出血について詳しくみていきます。

 

 

① 腫れ

腫れはほぼ全員に出る症状で、強い腫れは手術翌日~2日目をピークに時間の経過とともに徐々に引いていきます。
腫れる部位は下まぶた~頬のトップがほとんどですが、まれに上まぶたも軽く腫れる人がいます。

 

 

腫れの強さはダウンタイムの程度と同じ順番です。

 

経結膜脱脂術(腫れが弱い)< 経結膜脱脂術+脂肪注入 ≒ 裏ハムラ法 < 表ハムラ法(腫れが強い)

 

 

腫れが引くまでの日数はおおむね以下の通りです。

 

・経結膜脱脂術 1週間
・経結膜脱脂術+脂肪注入 2週間
・裏ハムラ法 2週間
・表ハムラ法 4週間

 

 

<ダウンタイムの経過(腫れ)>

脱脂+脂肪注入 術前

脱脂+脂肪注入 術後1週間

施術名:経結膜脱脂術+脂肪注入
施術の価格:48万円(麻酔代、税込)
リスク・副作用:腫れ、内出血、ふくらみの再発、ぼこつきなど

脱脂のみ 術前

脱脂のみ 術後1週間(ほぼ腫れ・内出血なし)

施術名:経結膜脱脂術
施術の価格:28万円(麻酔代、税込)
リスク・副作用:腫れ、内出血、ふくらみの再発、ぼこつきなど

②内出血

内出血は、出ない人、黄色で目立たない人、青色・赤色で目立つ人に分かれます。

 

青色・赤色の内出血が強く出た場合も、時間の経過とともに黄色くなり、その後徐々に消えていきます。また、色白の人ほど目立ちやすくなります。

 

内出血の多くは頬のトップに出るため、マスクで隠せることがほとんどです。

皮膚を切らない手術であればメイクは手術翌日から可能で、黄色の内出血はメイクでかなりカバーできます。一方、青色の内出血はメイクで完全にカバーすることは難しいです。

 

 

施術方法ごとの青色・赤色の内出血が出る確率は以下の通りです。

 

・経結膜脱脂術  10%
・経結膜脱脂術+脂肪注入 30%
・裏ハムラ法 30%
・表ハムラ法 90%

 

これは熟練した外科医が丁寧に手術を行った場合の例で、乱雑に手術をするともっと高い確率で強い内出血が出てきます。

青色・赤色の内出血は経結膜脱脂術では出ることは珍しい、経結膜脱脂術+脂肪注入と裏ハムラ法では出ないことも多いが3人に1人は出る、表ハムラ法ではほとんど出るという イメージです。

 

 内出血が消えるまでの日数は、黄色・軽度で目立たない内出血なら1週間程度、青色・赤色で目立つ内出血では2週間程度です。ただし、年齢が上がるほど内出血が消えるまでの時間は長くなる傾向にあります。

 

 

<ダウンタイムの経過(内出血)>

脱脂+脂肪注入 術前

脱脂+脂肪注入 術後1週間

施術名:経結膜脱脂術+脂肪注入
施術の価格:48万円(麻酔代、税込)
リスク・副作用:腫れ、内出血、ふくらみの再発、ぼこつきなど

 

【手術法ごとのダウンタイムまとめ

腫れが引くまでの日数 青色の内出血が出る確率
経結膜脱脂術 1週間 10%
脱脂+脂肪注入 2週間 30%
裏ハムラ法 2週間 30%
表ハムラ法 4週間 90%

 

 痛みや腫れ、内出血以外にも、ごく稀に細菌による感染症やアレルギー症状、 眼窩内出血、発熱などの症状が起こる場合もあります。こうした症状が出た場合や、ダウンタイムが通常よりも長引いている時には、なるべく早めに医師の診察を受けるようにしてください。

ダウンタイムを軽減するために
できること

目の周りに刺激を与えない

クマ取りの施術後は目の中がゴロゴロするなど、目に違和感を感じることがありますが、術後は目の周りには触れないようにしてください。

刺激を与えることで腫れや内出血が悪化して、ダウンタイム期間が長引いてしまうリスクがあります。

普段から目を擦る癖がある方は特に注意するようにしましょう。

目の下のアイシング

手術当日~術後数日間は、目の周りをしっかりと冷やすようにしましょう。

保冷剤をハンカチやタオルなどに包んで、気持ちいいと感じる程度に冷やしてください。

当院では氷嚢をお渡ししています。

冷やすことにより、腫れや内出血を抑える効果が期待できます。

激しい運動やサウナ、飲酒などは避ける

ダウンタイム中は、激しい運動やサウナなど血流を良くする行動は避けてください。

血流が良くなると、腫れや内出血がより現れやすくなってしまいます。

少なくとも術後1週間程度、腫れやすい体質の方は1ヶ月程度は控えた方が良いでしょう。

飲酒も血流を促進する効果があるためNGです。

目を酷使し過ぎない

ダウンタイム中は目を使い過ぎないように注意しましょう。

最近では日常的にパソコンやスマートフォンを使用する機会が増えているので、気づかないうちに目を酷使してしまっています。目に負担をかけるとダウンタイム期間が長引いてしまうので、意識的に休憩時間を設けるなどして目を適度に休めるようにしてください。

長時間の読書やテレビ、ゲームなども目にストレスがかかるため、なるべく避けるようにしましょう。

頭を高くして寝るようにする

頭の位置を心臓よりも低くすると、血液が頭の方に集中して目の周りの腫れや内出血が悪化する可能性が高まります。術後は枕にタオルを重ねるなどしてなるべく頭を高くして寝るようにしましょう。

うつ伏せや横向きも血液が偏ってしまうので、仰向けで寝るのがおすすめです。

漢方薬の服用

腫れを軽減するためには、漢方薬の服用も効果的です。

術後の腫れは何もしなくても時間の経過とともに引いていきますが、早く腫れを引かせたいという方には漢方薬をおすすめしています。服用期間は1週間程度です。

当院でも処方可能ですので、ご希望の方はカウンセリング時にご相談ください。

クマ取りのダウンタイムの過ごし方/
アフターケア

 

クマ取りの手術後は、できるだけ安静にして回復の妨げにならないように過ごしましょう。感染症のリスクを避けるためにも、なるべく目元には触れないように注意してください。

 

術後のお仕事には特に制限はありません。デスクワークなどの場合は翌日からお仕事に行かれる方もいらっしゃいます。

ただし、動きの多い仕事の場合は腫れや内出血を悪化させてしまう可能性があるため、数日程度お休みされることをおすすめします。

 

ダウンタイム中の頬に出る内出血は、マスクで隠せる場合がほとんどです。

黄色の内出血であればメイクでも十分にカバーが可能です。

ダウンタイムの軽減にはクリニック選びも大切

クマ取りには複数の手術方法があり、クマや目元の状態によって適切な手術方法が異なります。どの手術方法が適しているかは事前のカウンセリングによって決定するため、経験豊富な医師による的確な判断が重要となります。

 

MIKIクリニック大阪豊中駅前では、大手美容クリニックにおいてクマ取り手術を中心に10,000件以上の手術・診療経験を積んだ医師による施術を行っております。外科医としての手術経験豊富な医師がカウンセリングから手術まで一貫して担当し、適切な手術方法のご提案と丁寧な手術で、できるだけ患者様の負担を軽減できるよう、ダウンタイムの軽減にも努めています。

 

クマ取りのダウンタイムに不安がある方は、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください。

 

Web予約はこちらから

 

 

よくある質問

 

ダウンタイム中、仕事に支障はありますでしょうか?

クマ取りの手術による身体の機能的な問題はありませんが、術後は腫れや内出血が出ることがあるため接客業では見た目が影響するケースがあるかもしれません。
気になる方はスケジュールを調整してお休みを取っておくことをおすすめします。

 

 

くま取り後、いつ頃から運動をして良いでしょうか?

手術後1週間は激しい運動は控えていただきます。術後1週間を過ぎれば軽い運動は問題ありません。

手術後早期に激しい運動を行うと、腫れや内出血が悪化する可能性があります。

 

 

くま取り後、いつ頃からエステに行っても良いでしょうか?

フェイスラインなど患部に触れないエステは手術1週間後から、患部に触れるエステは手術1か月後から可能です。

 

 

ダウンタイム中はずっと目が痛いですか?

目の痛みはありませんが、ゴロゴロする感じは当日~3日目をピークに出てきます。その後徐々に軽減して消失します

万が一、強い痛みが出てきて長く続くような場合は感染症を起こしている可能性があるため、早めに医師にご相談ください。

 

 

クマ取りのダウンタイムは何日ぐらいかかりますか?

手術方法によって異なりますが、腫れのピークは術後翌日~2日目で、その後1~2週間程度で徐々に引いていきます。

強い内出血が出た場合は3週間ほど残る場合もありますが、1~2週間ほどで消失していくことがほとんどです。

 

 

このページの監修・執筆医師

経歴
  • 平成17年 香川大学医学部卒業後、初期臨床研修
  • 平成19年 大阪市立大学医学部付属病院整形外科
  • 平成21年 大阪市立総合医療センター整形外科
  • 平成23年 大阪市立大学医学部付属病院整形外科
  • 平成26年 大阪労災病院整形外科
  • 平成27年 東住吉森本病院整形外科
  • 平成31年 大手美容クリニック
  • 令和3年 MIKIクリニック大阪豊中駅前 院長
資格
  • 医学博士(iPS細胞を用いた再生医療研究)
  • 公益社団法人 日本整形外科学会 整形外科専門医
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