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目の下の切らないクマ取り(経結膜脱脂術)
経結膜脱脂術とは
![経結膜脱脂術とは](https://mikiclinic-kuma.jp/wp-content/uploads/2022/08/MIKIクリニック-豊中駅前御中-3.jpg)
結膜を切開して(経結膜)、眼窩脂肪を切除(脱脂)する手術方法です。
皮膚に傷を残さず、ふくらみとそれに伴う影クマを改善させることが可能です。
皮膚を切らないため、次のメリットがあります。
・皮膚に傷が残らない
・ダウンタイムが短い
・合併症のリスクが低い
逆に皮膚を切らないことで、次のデメリットがあります。
・シワが増えることがある(皮膚の余剰を処理できない)
手術手順
眼瞼結膜(下まぶたの粘膜側)を5mmほど切開して、眼窩脂肪にアプローチし、適量を切除します。
眼窩脂肪は、内側、中央、外側に分かれて存在していますので、それぞれから必要な量を切除します。
当院での経結膜脱脂術の手術所要時間は約20分です。
手術準備を含めた在院時間は2時間ほどです。
標準的なダウンタイム
・痛み
軽度です。押せば痛い程度です。
・腫れ
手術直後は軽度で、1,2日後に最も腫れてきます。
それでも強く腫れることはまれです。
腫れ方によっては、当初はふくらみが残っているように見えることもあります。
1週間ほどで大きく改善してきます。
・内出血
目立ちやすい青色の内出血(いわゆるアオタン)が出ることは少数です。
当院の症例に限ると青色の内出血が出るのは10人中1人程度です。
・目のゴロゴロ感、眼脂(目ヤニ)
結膜の切開によるもので、比較的多くの方に出ます。
1、 2週間程度で自然に改善します。
経結膜脱脂術の当院のこだわり
クマ手術の専門クリニックとして、次のことにこだわって手術を行っています。
① 適切な量の脂肪切除
適度な量の眼窩脂肪を切除することが非常に重要です。
眼窩脂肪の切除量が多いと窪(くぼ)んで暗く見え、シワも増えます。
切除量が少ないとふくらみが残ります。
とくに過剰に脂肪を切除してしまうと元に戻せないので、当院ではまずやや控えめに脂肪を切除します。
つぎに手術ベッドを起こし、座った状態でふくらみの程度を確認します。そこで必要であればベッドを戻して追加で脂肪を切除します。
万一、ふくらみが残ってしまった場合には、1年間無料で再手術を行っています。
② 低侵襲(ていしんしゅう)
経結膜脱脂術は、脂肪の切除量の見極めを除けば、シンプルで手術難易度の高いものではありません(単に脂肪を切除するだけですので)。
そこで当院の付加価値として、止血の徹底をはじめとした、「低侵襲」な手術にこだわっています。
侵襲(しんしゅう)というのは手術によってかかる体への負担のことです。
乱雑に手術を行えば侵襲が大きくなり、手術後の腫れや内出血が強くなります。
また、粗暴な手術を受けた方は、組織の癒着がひどくなるため、もし再発した場合の再手術が非常にやりにくくなります。
当院では、必要最小限の結膜を切開し、最短経路で眼窩脂肪にアプローチし、丁寧に止血しながら脂肪を切除します。
これにより手術後の内出血や腫れを最大限に抑えます。
また組織の癒着も最小限になりますので、万一の再手術もスムーズに行うことができます。
また当院では切開した結膜は縫合していません。
この部位は涙による湿潤環境であり、傷が開く方向への力もあまり加わらないため、縫合しなくてもきれいに傷が治癒します。
内出血が出た場合に、傷から外に血が逃げてくれるというメリットもあります。
縫合では、眼球が近いために、糸が残るデメリットの方が大きいと考えています。
ただ、これに関しては医師の考え方ですので、どちらが絶対によいというものではありません。