ブログ

  • HOME>
  • ブログ>
  • クマ取りは脱脂のみで足りる?脱脂だけで解・・・

クマ取りは脱脂のみで足りる?脱脂だけで解決するケース・しないケースを専門医が解説

2026.09.20

目の下のクマ取りを調べていると、「脱脂のみで十分」という説明と「脱脂だけでは足りない」という説明の両方が出てきます。どちらも間違いではありません。目の下の状態によって、答えが変わるだけです。この記事では、脱脂のみで解決するのはどういう状態か、どこから足りなくなるのかを整理します。

結論から
脱脂のみで解決しやすいのは、脂肪のふくらみが主因で、その下の溝が浅く、皮膚のハリが保たれている方です。ふくらみと溝の段差が同時にある場合、脂肪を取るだけでは段差が残ります。また脂肪を取りすぎると、あとから戻しにくいくぼみになります。

脱脂のみ(経結膜脱脂術)はどんな手術か

下まぶたの裏側の結膜を5〜10mm切開し、前に出てきている眼窩脂肪を取り除く手術です。手術時間は約20分、皮膚を切らないため表面に傷が残らず、抜糸も不要です。当院では経結膜脱脂術Hi-Sとして248,000円(税込)で行っています。

3つの方法は脂肪の扱い方が違います。取る/移動させる/取って足す
3つの方法は脂肪の扱い方が違います。取る/移動させる/取って足す

当院の治療方針は当院の経結膜脱脂術の治療方針でも解説しています。

脱脂のみで解決しやすい3つの条件

次の3つがそろっているほど、脱脂だけで整いやすくなります。

① ふくらみが影の主因になっている

鏡の前で軽く上を向いたときに影が薄くなるなら、脂肪のふくらみが影をつくっている可能性が高い状態です。

② ふくらみの下の溝が浅い

ふくらみと頬の境目にある溝(ティアトラフ)が浅ければ、脂肪を減らすことで境目がなだらかになります。

③ 皮膚のハリが保たれている

脂肪を取ると、その分だけ皮膚に余りが出ます。ハリがあれば自然に収まりますが、たるみが強いと、シワやたるみとして残ることがあります。20〜30代の方がこの条件に当てはまりやすい傾向です。

脱脂だけで治療した実際の経過は脱脂だけの手術が適応になるパターン2つ経結膜脱脂術だけで治療した50代の目の下のふくらみをご覧ください。

脱脂のみでは解決しにくいケース

状態 脱脂のみだとどうなるか 検討される術式
ふくらみと溝の段差が同時にある ふくらみは減るが、溝の段差は残るため全体に暗い目元になる 裏ハムラ法
もともと脂肪が少なく、くぼみが目立つ 取る脂肪がないか、取るとくぼみが強くなる 経結膜脱脂術+脂肪注入
皮膚のたるみが強い 脂肪が減った分、皮膚の余りがシワやたるみとして悪化することがある 裏ハムラ法+脂肪注入など
色クマ(青クマ・茶クマ)が主因 影は減るが、色そのものは変わらない 手術の対象外

実際の適応は診察で判断します。上記は考え方の整理です。

「脱脂だけ」の技術上の問題は、くぼみです

脱脂で最も多い術後の問題は、取りすぎによるくぼみです。脂肪を取ると目の下の影は減りますが、必要な量まで取ってしまうと今度は落ちくぼんだ印象になり、疲れて見えることがあります。

取った脂肪は戻せません
一度取り除いた脂肪を元に戻すことはできません。くぼみが出た場合は脂肪注入やヒアルロン酸で補うことになり、追加の費用とダウンタイムが必要になります。「どれだけ取るか」ではなく「どれだけ残すか」を決めるのが、この手術の要点です。

後悔を避けるための考え方は目の下の脱脂で後悔しないためににもまとめています。

順番の問題:脱脂を先に受けると選択肢が狭まる

「まず脱脂を試して、足りなければ裏ハムラ」と考える方がいらっしゃいますが、この順番には注意が必要です。裏ハムラ法は脂肪を取り除くのではなく溝へ移動させて敷き詰める手術のため、先に脱脂で脂肪を取ってしまうと、移動させる材料が残っていないことがあります。

結果として、元々裏ハムラ法が最適だったとしても、もう行うことができず、脂肪注入を選択することになります。術式の違いは脱脂と裏ハムラの違いで詳しく比較しています。

費用とダウンタイムの違い

項目 経結膜脱脂術Hi-S 裏ハムラ法Hi-S
費用(税込) 248,000円(モニター198,000円) 498,000円(モニター428,000円)
手術時間 約20分 約50分
切開 下まぶた裏側 5〜10mm 下まぶた裏側 15mm程度
腫れの目安 1週間程度 1〜2週間程度
内出血の目安 2週間程度(出ないことも多い) 2週間程度
抜糸 なし なし

2026年9月時点・税込。経過には個人差があります。

迷ったときの確かめ方

ご自身で完全に判断するのは難しい部分ですが、次の2点は目安になります。

  • 上を向いて影が消えるか:消えるならふくらみが主因。残るなら色クマの要素が強い
  • ふくらみと頬の境目に段差があるか:段差がはっきりしているほど、脱脂だけでは残りやすい

ただし脂肪の量、溝の深さ、骨の形は写真では分かりません。診察で直接確認したうえでご説明します。

脱脂のみで足りるか確かめたい方へ

脱脂のみできれいに仕上がるかどうかを診察で確認します。脱脂で十分な方には裏ハムラ法や脂肪注入の併用ををおすすめすることはありません。

10,000
美容診療手術
2,000
クマ取り手術
20
外科医歴

目の下のクマ取りクリニック大阪梅田は、大阪市北区曾根崎(大阪・梅田エリア)にあります。カウンセリングでは、まず目の下の状態を診察で見極めたうえで、適した術式を理由とリスクを添えてご説明します。

▶ カウンセリングのご予約はこちら

Web・LINE・お電話(06-6809-7665)で承っています/完全予約制

症例で経過を見る

よくある質問

Q. 脱脂のみだと安く済みますか?

当院の経結膜脱脂術Hi-Sは248,000円(税込)、裏ハムラ法Hi-Sは498,000円(税込)です。ただし適応が合っていない場合、あとから追加の処置が必要になり総額が上がることがあります。価格だけで選ばないことをおすすめしています。

Q. 脱脂のあとに裏ハムラ法は受けられますか?

基本的に困難です。移動させる脂肪が残っていないためです。

Q. 脱脂でくぼみが出たらどうすればよいですか?

脂肪注入やヒアルロン酸注入でボリュームを補う方法があります。ただし追加の費用とダウンタイムが必要になるため、最初の術式選択で避けられるようにご説明しています。

Q. 脱脂のみのダウンタイムはどのくらいですか?

腫れのピークは術後1〜3日、内出血が出た場合は消えるまで2週間程度が目安です。裏ハムラ法より剥離の範囲が小さいぶん、回復は早い傾向にあります。

Q. 取った脂肪はまた戻りますか?

取り除いた脂肪そのものが戻ることはありませんが、加齢による皮膚のゆるみや残した脂肪の変化によって、年数の経過とともに見え方が変わることはあります。

リスク・副作用について

経結膜脱脂術・裏ハムラ法・脂肪注入はいずれも自由診療(保険適用外)の手術です。受ける前に、次のような症状が起こりうることをご理解ください。

  • 腫れ、内出血、痛み、むくみ、違和感
  • 左右差、凹凸や段差の残存、過矯正・低矯正
  • ふくらみの再発、血腫、下眼瞼の内反・外反、知覚鈍麻、複視
  • 感染、結膜の充血、一時的な目のかすみや目のごろごろ感
  • 注入した脂肪の定着には個人差があり、追加の処置が必要になる場合がある

いずれも頻度は高いものではありませんが、ゼロではありません。

この記事の監修医師

池田 幹則(いけだ みきのり)
目の下のクマ取りクリニック大阪梅田 院長

  • 医学博士(iPS細胞を用いた再生医療研究)
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 外科医歴20年
  • 美容診療手術 10,000件
  • クマ取り手術 2,000件

香川大学医学部卒業後、大阪市立大学医学部附属病院・大阪市立総合医療センター・大阪労災病院などで整形外科医としてキャリアを積み、美容外科へ。現在は目の下のクマ・たるみ治療を専門領域として診療にあたっています。

※本ページで紹介している経結膜脱脂術・裏ハムラ法・脂肪注入は自由診療(保険適用外)です。手術には腫れ・内出血・左右差・再発・血腫・下眼瞼の内外反・知覚鈍麻・感染などのリスク・副作用があります。効果や経過には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。掲載の費用は2026年9月時点の税込価格です。最新の料金は費用ページをご確認ください。