目元の手術と聞くと、痛みが心配になるのは自然なことです。「手術中に痛みを感じるのではないか」「術後どのくらい痛むのか」——この記事では、麻酔の段階・手術中・術後に分けて、それぞれ何が起きるのかをご説明します。
手術中は局所麻酔が効いているため、痛みはほとんどありません。痛みを感じやすいのは麻酔の注射のとき(経結膜脱脂術のみ)で、これは数十秒です。術後は麻酔が切れたあとの重い違和感が中心で、処方する痛み止めで対応できる範囲であることがほとんどです。注射が不安な方には笑気ガス麻酔や静脈麻酔をご用意しています。
痛みは3つの場面に分けて考える
| 場面 | どんな感覚か | 続く時間 |
|---|---|---|
| 麻酔の注射 | チクッとした痛みと、薬液が入る圧迫感(経結膜脱脂術のみ) | 数十秒 |
| 手術中 | 触られている感覚や引っぱられる感じを痛みとして認識することがある | 20〜60分 |
| 術後 | 重だるい違和感。ズキズキする痛みが出ることもある | 数日で軽くなる |
感じ方には個人差があります。
麻酔の注射:いちばん痛みを感じる場面(経結膜脱脂術)
下まぶたの裏側に局所麻酔を注射します。針が入るときのチクッとした痛みと、薬液が入るときの圧迫感がありますが、数十秒で終わります。麻酔が効きはじめると、それ以降の感覚は鈍くなります。ちなみに当院では裏ハムラ法、脂肪注入を行うときは静脈麻酔を併用しますので、局所麻酔の痛みはありません。
注射の不安を減らす2つの方法
| 方法 | 内容 | 費用(税込) |
|---|---|---|
| 笑気ガス麻酔 | 鼻から吸入するガスで、ふわふわとした感覚になり緊張が和らぎます。意識はあります | 7,700円 |
| 静脈麻酔 | 点滴から薬を入れ、眠っている間に局所麻酔を行います。手術中もぼーっとした状態です。 | 裏ハムラ法Hi-S・経結膜脱脂術Hi-S+脂肪注入では手術料金に含まれます |
2026年9月時点・税込。裏ハムラ法Hi-Sと経結膜脱脂術Hi-S+脂肪注入は、静脈麻酔の費用が手術料金に含まれます。
「痛みに弱い」「注射が苦手」という情報は、麻酔の選び方を決めるうえで重要です。我慢が前提の手術ではありませんので、カウンセリングでお聞かせください。
手術中:痛みより「引っぱられる感覚」
麻酔が効いた状態で手術を行うため、切ったり脂肪を扱ったりする痛みはほとんどありません。多くの方が感じるのは、触れられている感覚や引っぱられるような圧迫感です。
経結膜脱脂術は約20分、裏ハムラ法は約50分で終わります。手術中に痛みを感じた場合はその場でお伝えいただければ、麻酔を追加します。
術後:ピークは当日から翌日
麻酔が切れると、目の下に重だるい違和感が出てきます。ズキズキとした痛みを感じる方もいますが、処方する痛み止めの内服薬で対応できる範囲であることがほとんどです。
| 時期 | 痛みの程度 |
|---|---|
| 当日 | 麻酔が切れて重い感じの違和感。痛み止めを使う方が多い |
| 1〜3日目 | 腫れのピークと重なり、圧迫感が強い時期 |
| 4〜7日目 | 違和感が軽くなる。痛み止めが不要になる方が多い |
| 1〜2週間 | 触ったときの硬さや違和感が残る程度 |
| 1か月以降 | ほとんど気にならなくなる |
経過には個人差があります。裏ハムラ法のほうが違和感の続く期間がやや長い傾向です。
痛み以外の経過(腫れ・内出血・生活の制限)はクマ取りのダウンタイムはどのくらい?、内出血の色の変化はクマ取り後の内出血はどのくらい?をご覧ください。
痛みを長引かせないための過ごし方
- 痛み止めは我慢せず使う:痛みを抑えることで安静を保ちやすくなります
- 術直後は冷やす:腫れが抑えられると圧迫感も軽くなります
- 枕を高くして眠る:朝の腫れと重さが軽くなります
- 飲酒・激しい運動・長風呂は1週間控える:血流が上がると痛みが強く出ます
- 目をこすらない:違和感があっても触らないでください
手術当日は、どのタイミングで痛みが出るか
当日の流れに沿って、痛みを感じる場面を整理すると次のようになります。
| 流れ | 所要の目安 | 痛みについて |
|---|---|---|
| 受付・着替え | 10分程度 | なし |
| デザインの確認 | 10分程度 | なし。座った状態で仕上がりのイメージを確認します |
| 麻酔 | 数分 | 注射のチクッとした痛み。ここが最も痛みを感じる場面(経結膜脱脂術の場合) |
| 手術 | 20〜60分 | ほとんどなし。引っぱられる感覚が中心 |
| 院内で冷却・休憩 | 30分程度 | 麻酔が効いており、ほとんどなし |
| 帰宅後(麻酔が切れる) | 手術の2〜3時間後 | 重だるい違和感が出てくる。痛み止めを使う方が多い |
静脈麻酔をご利用の場合は、局所麻酔から手術開始後しばらくの記憶がありません。
帰宅してから麻酔が切れるため、当日の予定は空けておくことをおすすめします。処方する痛み止めは、痛みが出てからではなく決まった時間に使うほうが効きやすくなります。
痛みの感じ方に差が出る理由
同じ手術でも、痛みの感じ方には差があります。主な要因は次のとおりです。
- 術式:剥離の工程がある裏ハムラ法のほうが、術後の違和感が強めに出ます
- 同時に行う施術:脂肪注入を併用する場合、採取部(太ももなど)にも痛みが出ます
- 腫れの程度:腫れが強いほど圧迫感として痛みを感じやすくなります
- 体質・痛みの感じ方:個人差があり、術前に予測しきることはできません
こうした痛みはご連絡ください
通常、術後の痛みは日ごとに軽くなっていきます。次の場合は経過から外れている可能性があります。
- 痛みが日ごとに強くなっていく
- 片側だけ急に腫れと痛みが増した(血腫の可能性)
- 視界の異常(見えにくい、二重に見える)を伴う
- 発熱、傷口からの膿など感染を疑う症状を伴う
- 痛み止めを使っても眠れないほどの痛みが続く
痛みが不安な方へ
痛みへの不安は、麻酔の選び方で軽くできる部分があります。カウンセリングでは、麻酔の選択肢と術後の経過をあらかじめご説明します。術後に不安が出た場合は、LINEでのご相談も承っています。
目の下のクマ取りクリニック大阪梅田は、大阪市北区曾根崎(大阪・梅田エリア)にあります。カウンセリングでは、まず目の下の状態を診察で見極めたうえで、適した術式を理由とリスクを添えてご説明します。
Web・LINE・お電話(06-6809-7665)で承っています/完全予約制
よくある質問
Q. クマ取りの手術中は痛いですか?
局所麻酔を効かせてから手術を行うため、術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射そのものにはチクッとした痛みがあります。裏ハムラ法、脂肪注入では静脈麻酔を併用しますので局所麻酔の痛みは感じません。
Q. 麻酔の注射が怖いのですが、方法はありますか?
笑気ガス麻酔(7,700円・税込)で痛みと緊張をやわらげる方法と、静脈麻酔で眠っている間に手術を行う方法があります。裏ハムラ法Hi-Sと経結膜脱脂術Hi-S+脂肪注入では、静脈麻酔の費用が手術料金に含まれます。
Q. 術後の痛みはどのくらい続きますか?
麻酔が切れたあとの重い感じの違和感が中心で、処方する痛み止めでコントロールできる範囲であることがほとんどです。強い痛みは数日で軽くなっていきます。
Q. 脱脂と裏ハムラで痛みは違いますか?
裏ハムラ法は剥離の工程があるぶん、術後の違和感が強めに出て、続く期間もやや長い傾向があります。
Q. 痛みが日に日に強くなっています。大丈夫ですか?
通常は日ごとに軽くなっていきます。強くなる場合は通常の経過から外れている可能性があるため、ご連絡ください。
リスク・副作用について
経結膜脱脂術・裏ハムラ法・脂肪注入はいずれも自由診療(保険適用外)の手術です。受ける前に、次のような症状が起こりうることをご理解ください。
- 腫れ、内出血、痛み、むくみ、違和感
- 左右差、凹凸や段差の残存、過矯正・低矯正
- ふくらみの再発、血腫、下眼瞼の内反・外反、知覚鈍麻、複視
- 感染、結膜の充血、一時的な目のかすみや目のごろごろ感
- 注入した脂肪の定着には個人差があり、追加の処置が必要になる場合がある
いずれも頻度は高いものではありませんが、ゼロではありません。カウンセリングでは、期待できることと同じだけの分量で、起こりうることについてもご説明します。
この記事の監修医師
池田 幹則(いけだ みきのり)
目の下のクマ取りクリニック大阪梅田 院長
- 医学博士(iPS細胞を用いた再生医療研究)
- 日本整形外科学会 整形外科専門医
- 外科医歴20年
- 美容診療手術 10,000件
- クマ取り手術 2,000件
香川大学医学部卒業後、大阪市立大学医学部附属病院・大阪市立総合医療センター・大阪労災病院などで整形外科医としてキャリアを積み、美容外科へ。現在は目の下のクマ・たるみ治療を専門領域として診療にあたっています。
※本ページで紹介している経結膜脱脂術・裏ハムラ法・脂肪注入は自由診療(保険適用外)です。手術には腫れ・内出血・左右差・再発・血腫・下眼瞼の内外反・知覚鈍麻・感染などのリスク・副作用があります。効果や経過には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。掲載の費用は2026年9月時点の税込価格です。最新の料金は費用ページをご確認ください。










































